防犯は家の安全対策の一つです。家族と財産を守るため、設計段階から 『防犯』を意識することが大切です。
防犯対策のポイントは、『狙われない、侵入されない、異常がわかる』の3点です。
狙われやすい家とは、人通りが少なく、コミュニティが確立されていない新興住宅地で、共働きが多い地域。高い塀や樹木が生い繁っている家なんだとか。
敷地に入りやすく死角があり、家の周囲に足場になるようなものがあると入いられやすくなります。
侵入者の作業時間は『鍵明け5分、物色5分』といわれています。ですから、開口部はワンドア・ツーロックが基本。強化ガラスや防犯シートを貼っておくと割られにくくなります。面格子も目隠しだけでなく意外と有効です。大窓はシャッターがあると外見上の阻止力になり、小窓は人が入れない幅の狭いサッシがお勧めです。
バルコニーの前には背の低い植栽を設けると効果があるといいます。植栽に踏み込むと足跡が残ったり衣服の繊維が現場に残るので、侵入をあきらめさせる効果があります。
異常がわかるようにセンサーライトを設置したり、砂利のように歩くと音の出るものを敷いておくのもよいでしょう。
最近はホームセキュリティを導入しているお宅が増えています。検討の余地ありです。
普段から防犯意識を持ち、長期で留守にする場合は新聞を止めたり、留守電にせず、転送サービスを利用したりして、留守だとわからないようにすることも大事です。でも、一番はお隣さんと仲良くすることかもしれません。
参考:横山秀夫「影踏み」を読んでみてください。これもお勧め。