間取りの良し悪し、住み心地

2022/04/11
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 ご無沙汰いたしておりました。コロナ禍でしばらくジーッと様子を窺っていましたが、忘れられないうちに(いや、忘れられたかな?)再開することにしました。建築業界は私の周りでも少しづつですが動いています。特に耐震リフォームなどはここの所、小さいですが地震が多いので、相談もあります。

 前回は間取りで終わっていましたので、続いて、その良し悪しをお伝えします。(耐震改修を兼ねたリフォームも早いうちに・・・・・。)

 住宅の住み心地というのは90%が間取りで決まるといわれています。壁、ドアの位置一つで光・風が変わりますし、人の動線が変わります。

 動線とは、人が作業や移動のためにあるところから他の場所に動いた軌跡を現した線のことを言います。部屋と部屋の結びつき、家具・設備機器の配置等を決める時に動線が長いとか短いとか複雑に交差しているとか単純で整理されているとかというような言い方をします。

 住みよい間取りの判断の一つとして、図面の上での動線チェックは部屋のバランスとともに重要な要素となります。

 間取りは、定形というものがありません。建売住宅などは、万人向きなので、南側に個室を並べて採光・日当たり確保で部屋数を1部屋でも多くが常套手段ですが、住まいは個々の事情によって違うのが本当です。自分たち家族のためだけの住まいを計画するには、いろいろな資料とともに、少なくとも動線の考え方の原則を抑えておくのは必要と思います。

 では、次回はこの動線について・・・とします。